信頼・セキュリティ・分離

monet は、信頼・セキュリティ・分離を最優先に設計されています。

チームの会話と記憶を預けるプロダクトである以上、 AI の挙動と同じくらい、データの居場所と境界線の設計が重要です。 monet がそれをどう守っているかを、隠さずに公開します。

データの居場所

記憶と判断は、別のプロダクトに分かれている。

monet は判断するエージェントで、記憶を持ちません。すべての観測は別プロダクトの engram に書き出され、テナントごとに別ワークスペースに収まります。

monet(agent runtime)
GCP プロジェクト monet-491916Postgres 16
保持するもの
  • 認証・ワークスペース・メンバーシップ
  • OAuth トークン(pgcrypto 暗号化)
  • 監査ログ
  • ランタイム de-dup(受信済み webhook ID)
  • エージェント設定(skills / subagents / catalog)
保持しないもの
  • 会話履歴・メッセージ
  • 人・別名・関係(persons / aliases)
  • メモリ・観測データ
  • トークン使用量の生ログ
engram(memory + observability)
GCP プロジェクト engram-496515独立した Postgres 16
保持するもの
  • 会話セッションとイベント
  • 人・別名・identity(個人特定情報)
  • 観測されたメモリ全般
  • Claude SDK の transcript blob
  • トークン使用量と LLM コール ログ
保持しないもの
  • 認証・OAuth トークン
  • 他テナントのワークスペースのデータ

monet → engram の書き込みは fire-and-forget。 engram が落ちても monet の応答は止まりません。 逆に、engram が無くなれば monet からは過去ログが完全に見えなくなります。

認証と認可

Hexis Google SSO 必須、OAuth は最小スコープ。

monet にサインインできるのは Hexis Google Workspace のメンバーのみ。連携先のチャネルも、認可した範囲だけを観測します。

Hexis Google Workspace SSO

better-auth + Google OAuth、データベースフックで hexis.ltd ドメインを強制。社外メールでのサインインは弾かれます。

テナント単位のワークスペース

monet ワークスペースと engram ワークスペースは 1:1。x-api-key・x-workspace-id・セッションスティッキーのいずれで来ても、他テナントのデータには到達できません。

OAuth スコープの最小化

Slack / Gmail / Calendar / Linear などの連携は、各統合の要件に必要な最小スコープのみを要求。トークンは pgcrypto で暗号化保管。

クッキードメインの設計

monet と engram は同じ .hexis.ltd 親ドメインを共有しつつ、クッキー prefix を分離(engram_)。一方のセッションが他方を巻き込むことはありません。

監査と透明性

エージェントの行動は、すべて記録される。

monet は能動的に動くからこそ、誰が何を指示し、何が実行されたかが残り、後から検証できる必要があります。

監査ログ

認証イベント、ワークスペース操作、外部 API 呼び出しを監査テーブルに記録。監査ログは monet 側に保管され、engram には流れません。

MCP も同じ権限境界

monet が公開する MCP サーバは、エンドユーザーの認可と同じスコープで動きます。外部 MCP クライアントに渡る情報も、ワークスペース境界を超えません。

engram への書き込みは観測可能

monet からの engram 書き込みは fire-and-forget ですが、失敗は onError ハンドラでログ化されます。ダッシュボードが空のままなら、設定不備として可視化されます。

境界線を引いた上で、安心して任せられる同僚に。

設計に関する質問や、テナントごとの構成変更の相談は Hexis チームまで。